高島平time spotさんのお力を借りて配信した、「「水路上(暗渠)」と「ロケ地」で読み解く高島平」トーク、無事終了。見てくださったみなさま、ロケ地マニアのみなさま、そして配信に尽力してくださったいたばしデザイン同好会のみなさま、本当にありがとうございました!アーカイブで見られますので、まだのかた、もう一度見たいかたはこちらにてぜひ。
このトークは本当にたのしくって、話者が話しているのに、耐えきれず大声で笑ってしまった。帰り道も、「たのしかったねぇ!」と、口を開けば言っていた。
ロケ地マニアのかた、特にyart先生は8年前くらい?に高山氏に教えていただいて、どんな活動をしているかは知っていた。ブログや発行された本も読んでいたが、それらは活動の結果=一部にすぎなかったのだ。今回のトークでは、初めてかれらの生態を覗き見する感じがして、それが最高だった。
yart先生の説明によれば2派に分かれるとか、その特殊技能や思考パターン。特定行動はマンホーラーと共通するなにか、撮影へののめり込みには旧町名の人との共通する点があるように思え、意外と路上観察系との親和性が高かった。トーク内にもあるが、暗渠マニアとの共通性も。
ロケ地紹介部分もとにかくおもしろいので、高島平、特撮、暗渠、どれかが好きなひとは、本当に見たほうがいいと思う。いや、多分、どれも好きじゃなくてもおもしろがれるクオリティ。モリリンさんとFさんのタッグがとても良く、連携しながら、これまでの追及ぶりと蓄積された情報を、よどみなくつなげてお話ししてくださった。横で聴きながら、「こんな世界があったのか!」と感心しまくり。
今回はマップと写真を使う方法をとったが、ロケ地マニアの人たちは、こんなふうに脳内地図にロケ地がプロットされているようだった。これもまた興味深かった。
使用したロケ地マップはこちらで公開中。高島平歩きのおともにぜひ!
さて、今回のトークでなぜか誕生した、マエヤツマンについて、せっかく考えたので、話せなかった情報についてここに記載しておきたい。
マエヤツマンは、自分に画力がないのでああいうイラストを出したけれども、巨大化しない、人間サイズのヒーローである。理由は、巨大化してしまうと、川の痕跡や遺跡などを壊してしまう恐れがあるからだ。
マエヤツマンの必殺技については、Mを使う以外にも色々と考えてあった。
前谷津川流域には「○○谷津」とつく旧地名がいくつもあるので、それを冠そう、と思った。
以下、マエヤツマンの必殺技:
前谷津スラッガー
頭部のMを敵に投げつけ、背後の壁に固定する(壁ドンのように)。金の亡者を問い詰める時に用いる。
上谷津スラッガー
頭部のMと胸部のMを同時に投げつけ、Mどうしで連結させ敵の体を固定する。大地のパワーが地面から湧き上がり、敵をビリビリさせる。敵に改心の様子が見られない時に用いる。
梶谷津ウム光線
出ているのは光線だが、支流である梶谷津川の湧水の力を借りており、梶谷津谷の地層に含まれる成分が含有される。使いすぎてはいけないので、ここぞというときにのみ使う。
横谷津キック
ライダーキックのように落下の威力を用いるが、前谷津川上流部の崖を蹴ることにより跳躍力を倍増させる。敵が強い時は、右岸→左岸と蹴る崖を増やして反復跳びをし、威力を高める。
長谷津・ダイナミック
ギャバンはレーザーブレードを使用するが、マエヤツマンは大地のエネルギーを足から吸って手から放出することで刀状にできる(つまり刀を常に携帯しなくてよい)。その刀状のものに大地エネルギーを最大限に込め、相手を斬るのが長谷津・ダイナミックである。
しのがやとバリアー
篠ヶ谷戸公園の地面から得た粘土を大地のエネルギーと混合させ、ピーナツクリーム色の変幻自在かつ凄まじい硬度のバリアーをつくり、敵の攻撃を防御する。
なお、戦闘後は、粘土をこねて器を作り焼く。したがってマエヤツマンの趣味は陶芸、マエヤツマンの家には戦いの数だけ器がある。
偲ブリッジ・スープレックス
その時の戦闘場所の近くに架かっていた橋の形状になるべく似せてフィニッシュする投げ技。ジャーマンスープレックスの亜型。
このように比較的大地のエネルギーを使うので、マエヤツマンは普段は恩返しとして前谷津川を掃除している。マエヤツマンに改心させられた敵たちも、前谷津川の掃除をするようになる。
マエヤツマン誕生の背景はトーク時に述べたとおりであるが、もともと川で泳ぐのが好きな穏やかな青年である。イケメンで若いのに陶芸や掃除好きというギャップが、流域の老若男女をとらえて離さない。
…マエヤツマンの漫画や映像、誰か作ってくれませんかねぇ?
奥板橋でのふたつの水路上観察入門展は、明日までです!こちらもぜひよろしくお願いします。
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