初台まちづくり協議会さんにお招きいただき、暗渠の話をしてきました。
吉村ターンでは初台1〜3丁目に限定しての深掘りを話すこととなりました。自分史上最狭!
で、そのエリアといえば、初台川と玉川上水です。
協議会会長さんのご挨拶にて、初台川の開渠時代=コンクリートばりでゴミもあったが水は綺麗だった、という初台らしいお話が早速出、(自分が)大興奮しつつスタート。
まちづくりと暗渠、初台の暗渠的魅力の話、初台での水路上観察から見えたもの、などなど、高山氏と分担してお話ししました。
初台川といえば初台橋。 映像研のアニメ版で、浅草氏が「風情があるじゃろう?」と言って見せる暗渠の橋は、初台橋がモデルになっているように思う・・・のだけど、その話はしませんでした(なぜなら初台橋推しは高山氏のターンだったから)。
この投稿は補遺なので、、、代々幡水道の給水エリアについて、質問にうまく答えられなかったので、ここにて補足します。
『代々幡町水道小誌』によれば、
”代々幡町面積約2,039,000坪の内、明治神宮境域面積200,000坪を控除したる約1,839,000坪を以て給水区域とす。”
とのこと。
和田堀は井戸とろ過装置を置かせてくれているものの、給水対象外のようです。
他のエリアの水道会社を含め、地図に落とすとこんな感じ(個別エリアは見づらい・・・)
『代々幡町水道小誌』には、
私が「渋谷区ニュース」からとってきたものよりも鮮明な代々幡町水道の事務所の写真、
各井戸やろ過装置、その工事中の様子等々の写真が載っていて見応え大ありです。
これは甲州街道より北側にあったはずの、第一号井。
こんなに立派な施設だったのですね。
以上の写真の出典は、東京府豊多摩郡代々幡町水道事務所/編『代々幡町水道小誌』(東京都立図書館蔵)です。
そのほか、地元のみなさんと情報交換をした結果、もうちょっと調べないと(自分が)落ち着かない件&地元のご協力が得られそうな件が複数出てくるという、ありがたい講座となりました。ご参加のみなさま、関係者のみなさま、改めて感謝申し上げます。
おまけ。地元のかたがたからのマル秘情報(笑)込みの湧水。初台の「水のものがたり」、まだまだありそうですね・・・。
初台。暗渠的には、自然河川の名残(しかも立派な湧水と橋)と上水道上の主要な施設、という、「両方持ってる」凄い場所。興味は尽きません。
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