1月16日より、下北沢の本屋B&Bさんにて、B&B×水路上観察入門展がスタートしました。
『水路上観察入門』の刊行後、あちこちで展示をさせていただいてきましたが、これにて巡回展はラスト。
開催場所の下北沢本屋B&Bさんの寛容さに甘えて、フィナーレにふさわしく、暗渠マニアックスの選書によるフェアに加え、これまで制作・協力・監修してきた暗渠グッズを各地から集めて一挙大陳列の暗渠グッズフェスティバル!をすることに。
マニアパレルさん、星羊社さん、A.K.laboさん、いたばしデザイン同好会さん。それぞれ素敵な暗渠グッズを提供していただき感謝です!!
「展示の仕方」について。
これまでの巡回で、それぞれの場所(地域&店舗)の特性と調和させるため、常に新しい工夫をしてきました。
江東区のカフェ、Ginger.Tokyoさんでの「江東区×水路上観察入門展」。
この展示のときに、これまではパネルのみだったものを、厚紙切り抜きと組み合わせるという手法を(高山氏が)編み出し、展示内容も『水路上観察入門』内のキーワードに即しておこなうというスタイルが生まれました。
板橋区のtime spotさんと高島平図書館での「いたばし×水路上観察入門展」と「高島平×水路上観察入門展」のダブル開催。広く板橋区全体を見るものと、高島平地区に絞って見るものと、同じキーワードでも異なるフォーカスの当て方で展示しました。
この展示のもう一つの特徴は、いたばしデザイン同好会さんの生み出す、暗渠グッズの圧倒的なかわいさ・種類・クオリティ!を中心とした、多様なグッズ展開でした。すごい熱量だったなあ。
野毛のStockroom NOGEで「横浜×水路上観察入門展」。ちょうど発売直後だった昭文社の『横浜川崎鎌倉凸凹地図』も物販に参戦。
横浜全体の水路上観察物件と、会場近くの物件&歴史を分けて展示し、フリーペーパーは会場周りに限定して作りました(歩きやすいように)。新しく「吊るす」という展示方法が生まれたのもここです。
吉田新田暗渠マップ手ぬぐい発売も熱かった。
「すみだでふたつの水路上観察入門展」では、墨田区自体の特徴にあわせ、北部(向島)と南部(本所)に分けて展示をしました。北部会場は電気湯さん、南部会場はYATOさんで。
同じ区内でもエリアを分けて展示したことによる気づきが、こちらにもありました。
新しい試みとしては「浴場内展示」。誰も写真に撮れない、という意味で、記録の残らない幻の展示(浴場以外にも展示したのでごく一部ですが)となりました。
さて。
では下北沢B&Bさんでの特徴としては、何があるかっていうと。
冒頭に書いた選書とグッズフェスティバルのほか、今回の特色としては、
本の棚のジャンルに合わせた展示(例えば「写真」の棚なら「写真と水路上・暗渠」)、
撮り手も写り手も距離をとる、ソーシャルディスタンス顔ハメ(2種)、
を展開します。
2月16日までやってます。
途中、2月7日に、トークイベントもあります。
店内のあちこちにこまごま、ぺたぺた貼ってあるので、探してみてください。ちょっとのぞいて、ビールでも飲んで、お楽しみいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
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